プラスチック袋のサイズ選び:用途別最適サイズガイド
プラスチック袋の発注で意外と悩むのがサイズ選定です。大きすぎれば材料コストが無駄になり、小さすぎれば商品が入らず使い勝手が悪くなります。適切なサイズ選定は、コスト最適化とユーザー満足度の両面で重要です。
本記事では、用途別のサイズ選定の考え方と標準的なサイズ表を紹介します。
サイズ表記の読み方
プラスチック袋のサイズは、一般的に「横幅 × マチ × 長さ」で表記されます。単位はmmが標準です。
基本用語
- 横幅(W):袋を平らに置いた時の左右の幅
- マチ(G):袋の厚み方向の折り込み幅(片側の寸法、両マチで表記する場合もある)
- 長さ(L):袋の上端から下端までの高さ
- 口幅:袋の開口部の幅(マチ付きの場合、横幅+マチ×2)
背心袋(レジ袋)の特殊表記
レジ袋の場合は上部に持ち手があるため、以下の寸法も重要です。
- 身幅:持ち手の切り込みを除いた本体幅
- 持ち手の長さ:手提げ部分の長さ
- 有効長さ:持ち手の付け根から袋底までの実際に入れられる長さ
用途別の標準サイズ表
小売店向けレジ袋
| 通称サイズ | 横幅 | マチ | 長さ | 主な用途 | |------------|------|------|------|----------| | SSサイズ | 150mm | 90mm | 340mm | 薬局、小物販売 | | Sサイズ | 180mm | 110mm | 380mm | コンビニ(少量) | | Mサイズ | 215mm | 130mm | 430mm | コンビニ(標準)、弁当 | | Lサイズ | 260mm | 160mm | 480mm | スーパー(標準) | | LLサイズ | 300mm | 180mm | 530mm | スーパー(大量買い) | | 3Lサイズ | 340mm | 200mm | 580mm | 業務用、大型商品 |
食品包装用平袋
| 用途 | 横幅 | 長さ | 厚み | 備考 | |------|------|------|------|------| | パン1個 | 150mm | 250mm | 0.025mm | LDPE透明 | | サンドイッチ | 200mm | 300mm | 0.030mm | LDPE透明 | | 弁当容器 | 280mm | 350mm | 0.030mm | HDPE半透明 | | 青果小分け | 200mm | 300mm | 0.020mm | HDPE穴あき | | 精肉トレイ | 250mm | 350mm | 0.025mm | LDPE透明 |
工業・物流用袋
| 用途 | 横幅 | 長さ | 厚み | 素材 | |------|------|------|------|------| | 部品包装(小) | 200mm | 300mm | 0.04mm | LDPE | | 部品包装(中) | 300mm | 450mm | 0.06mm | LDPE | | 製品梱包(大) | 500mm | 700mm | 0.08mm | LDPE | | パレットカバー | 1,200mm | 1,500mm | 0.05mm | HDPE |
サイズ選定の実践テクニック
ステップ1:収納物のサイズを計測する
まず、袋に入れる商品や物品の実際のサイズを計測します。このとき重要なのは:
- 最大寸法で測定:不定形の商品は最も大きい状態で測る
- 複数入れる場合の積み上げ高さ:弁当2個、パン3個など
- マチが必要か判断:厚みのある商品はマチ付きが必須
ステップ2:余裕寸法を加算する
収納物のサイズに対して、以下の余裕を持たせます。
- 横幅:商品幅 + 20〜40mm(左右各10〜20mm)
- 長さ:商品高さ + 50〜80mm(口を折り返すまたは結ぶための余裕)
- マチ:商品の厚みの半分 + 10mm
ステップ3:使い勝手を検証する
実際にサンプルで使い勝手を確認します。特にレジ袋の場合は以下を検証:
- 持ち手に指が入りやすいか
- 商品を入れた状態で持ち上げた時のバランス
- 袋の口を結べる余裕があるか
- 商品が袋からはみ出さないか
カスタムサイズと標準サイズの使い分け
標準サイズを選ぶべきケース
- 汎用的な用途で、特定の商品に限定しない場合
- コストを最優先にする場合(在庫品のため割安)
- 少量の発注の場合
- 納期を短くしたい場合
カスタムサイズを選ぶべきケース
- 特定の商品専用の袋が必要な場合
- ブランドロゴ入り印刷袋と合わせてサイズ最適化する場合
- 大量発注で長期的にコストメリットが出る場合
- 既存の標準サイズではどれも合わない場合
カスタムサイズの場合、台湾メーカーでは通常5mm単位での指定が可能です。ただし、金型の制約で対応できるサイズ範囲があるため、事前に確認が必要です。
厚みの選定ガイド
サイズと同時に厚み(μ=マイクロメートル、1μ=0.001mm)の選定も重要です。
| 用途 | 推奨厚み | 素材 | |------|----------|------| | 軽い小物(アクセサリー等) | 15〜20μ | HDPE | | 一般レジ袋 | 18〜25μ | HDPE | | 食品包装(パン・菓子) | 25〜30μ | LDPE | | 衣料品袋 | 30〜50μ | LDPE | | 重量物(5kg以上) | 50〜80μ | LDPE | | 工業用(鋭利な部品) | 80〜100μ | LDPE |
厚みは内容物の重量だけでなく、形状(角張った商品は突き刺しに強い厚めが必要)や保管条件(低温環境では柔軟性のある厚めが安全)も考慮して決めます。
まとめ
プラスチック袋のサイズ選定は、「商品サイズ+余裕」の基本を押さえた上で、使い勝手とコストのバランスで最終判断します。迷った場合は、サンプルを取り寄せて実際に使用感を確認するのが確実です。
慶宗プラスチックでは、レジ袋(背心袋)、穴あき袋、平袋の各種サイズに対応しており、カスタムサイズの製作も承っています。最小ロットはお問い合わせいただけます。サイズ選定のご相談にも対応しております。お問い合わせは慶宗プラスチックまでどうぞ。