PE vs PP 完全比較ガイド
プラスチック袋に使われる素材は主にPE(ポリエチレン)とPP(ポリプロピレン)の2種類です。似ているようで特性が大きく異なるこの2つの素材について、詳しく比較します。
基本特性の比較
| 特性 | PE(ポリエチレン) | PP(ポリプロピレン) | |------|-----------------|-------------------| | 密度 | 0.91〜0.96 g/cm³ | 0.90〜0.91 g/cm³ | | 耐熱温度 | 80〜120°C | 〜130°C | | 透明度 | 中〜高(種類による) | 非常に高い | | 柔軟性 | 高い | 低い(硬い) | | 耐寒性 | 優秀 | やや劣る | | 引張強度 | 中〜高 | 高い | | リサイクルコード | #2(HDPE)/ #4(LDPE) | #5 |
PE(ポリエチレン)の特徴
PEはプラスチック袋で最も広く使用される素材です。
HDPE(高密度ポリエチレン)
- 硬めでカサカサした質感
- コスト効率が最も高い
- レジ袋で最も一般的
- 耐熱性:〜120°C
LDPE(低密度ポリエチレン)
- 柔らかく滑らかな質感
- 透明度が高い
- 印刷品質に優れる
- 低温でも柔軟性を保持
PEの強み
- 価格が安い
- 加工性が良い
- 低温に強い
- 食品安全性が高い
PP(ポリプロピレン)の特徴
PPは透明度と耐熱性に優れた素材です。
PPの強み
- 最も高い透明度(ツヤ感)
- 優れた耐熱性(130°Cまで)
- 防湿性が高い
- 電子レンジ対応可能
PPの注意点
- PEより硬くて割れやすい
- 低温環境ではもろくなる
- PEより加工コストが高い
- 折り目がつきやすい
用途別の素材選択
| 用途 | 推奨素材 | 理由 | |------|---------|------| | レジ袋 | PE(HDPE) | コスト効率、柔軟性 | | ブランド袋 | PE(LDPE) | 印刷品質、上品な触感 | | パン・菓子包装 | PP | 透明度、防湿性 | | 冷凍食品 | PE(LDPE) | 低温耐性 | | 温かい食品 | PP or HDPE | 耐熱性 | | 電子レンジ用 | PP | 高い耐熱性 | | ギフト包装 | PP | ツヤ感、透明度 | | 工業包装 | PE(HDPE) | コスト、強度 |
コスト比較
一般的に、PPはPEより10〜30%高価です。ただし、PPは薄くても強度があるため、同等の性能をより薄い袋で実現できる場合があり、実質的なコスト差は小さくなることもあります。
慶宗塑膠の対応素材
慶宗塑膠では、主にPE素材(HDPE・LDPE)のプラスチック袋を製造しています。レジ袋、穴あき袋、平袋の3タイプすべてに対応し、お客様の用途に最適な素材をご提案します。
素材選びでお迷いの際は、お問い合わせフォームからご相談ください。
電話:05-221-1717
本記事は慶宗塑膠の専門チームが執筆しました。仕様・価格は現行のお見積りに準じます。